オランダのデザイナー、カースティ・ヴァン・ノートは、素材のリサーチからデザインをスタートさせました。彼女は採石場を訪れ、有田で利用される陶石が不純物を殆ど含まない極めて特別なものであることや、不純物を多く含む原料は全て廃棄されている現状を知りました。
そして、普段廃棄される不純物を多く含む陶石に着目し、自然から生み出される美しい色合いの陶土を開発しました。
コレクションの2つのシリーズは、独特の色彩と素材感を強調するように、シンプルな形状で構成されています。
■2016/(ニーゼロイチロクプロジェクト)
有田焼の歴史と技術を継承するグローバルブランド。
四世紀もの間受け継がれてきた、職人による技と、海外で活躍するデザイナーの感性を融合させ、これまでにない、現代的な器のシリーズを開発しました。
1616年。
九州の北西部に位置する有田の山の中で偶然発見された陶石の欠片は、人々の知恵と努力によって美しい陶磁器に姿を変え、400年もの間、世界中の人々を魅了してきました。
歴史や時代に翻弄されながらも、有田の人達は探求を繰り返し、色あせる事のないものづくりの精神は今日の有田を支える人達に受け継がれています。
2016年。
400年という節目の年に、世界に散らばる16組の優れたデザイナーと共に、新たな陶磁器ブランド「2016/」が誕生しました。
世界8カ国16組の多様な文化背景を持つデザイナー達が有田焼を再解釈し、有田の技術を結集して、世界の日常に寄り添う新たなスタンダードを生み出しました。
■Kirstie van Noort(カースティ・ヴァン・ノート)
1986 年オランダ生まれ。
Design Academy Eindhoven を2011年に卒業後、自身のスタジオStudio Kirstie van Noort を設立、アイントホーヘンを拠点に活動している。卒業プロジェクト“Ceramic Paint / Collection Cornwall “では、陶芸家のFrans Ottink に協力を得て共同制作を行う。在学中には、ギャラリーのコミッションワークも手がけている。土、釉薬についてその都度さまざまなリサーチを行い、陶磁器についての知識と経験を積みながら、セラミック陶器のプロダクトを中心に様々なプロジェクトを展開している。
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