【めぼそ針】
成形の難しいとされる絹針の「目穴・目度」を初代の八郎兵衛が試行錯誤して工夫し、糸の通しやすい良質な針を作りあげ、加賀藩主から「めぼそ針」という針の名前を授かりました。
名前の由来となった針の目穴・目度(糸を通す穴)は、基本的に糸が通しやすい長耳です。また、昔ながらの職人技で製造しているめぼそ針は特に針先にこだわっています。
通常先端を削ると鉛筆を削ったように削り初めの位置に角ができ布に抵抗がかかります。
緩やかな傾斜をつけて研磨することで布通りの良い針になります。
さらに最終工程では針にあえて縦の傷を入れることで布との接地面を少なくし、抵抗を少なくすることでさらに布通りが良い針になります。
針の硬さを左右する焼き入れは強すぎると折れやすく、弱いと曲がってしまいます。使い易いしなりを針に持たせるため、焼入れには拘っています。
【目細八郎兵衛商店】
創業1575年、約440年の歴史を誇る針と加賀毛鉤の老舗。金沢表参道、目細通りに店を構えています。
布地にすっと入る刺し心地の良さから、当時の加賀藩主より「目細」という針の名前を名付けられました。
加賀毛針の美しさをもっとたくさんの方々に伝えたい、伝統を守るという思いから新しいものづくりを行なっています。
【JAPAN MADE PROJECT/ジャパンメイドプロジェクト】
アーバンリサーチが「地域活性化」をメインタスクとして、日本各地の企業やクリエイターによって作られるローカルコミュニティとともにその土地の魅力を再考し発信していくローカルコミュニティプロジェクト
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